南極の図書館

ペンギンが寝ていた…。

ドミニオンのアンチパターン

※2010/6/1少し修正。

昨日、ドミニオンについて書いたところ、普段は全くつかないブクマがついてしまったので、せめてアンチパターンについてだけ、まとめることにする。

本記事の方針

既に、まとまった情報サイトがたくさんあり、その補完として書いているため、説明はほぼ無しとする。

アンチパターン

勝てない人がやっていること、特徴と言っても良い。
前回挙げたものをグルーピングし、補正を加えると、差し当たり具体的なものは3つ。

強い戦術を嫌う。

庭園買い、礼拝堂の極圧縮などはやらないというプレイヤー。
これらをキッチリやるプレイヤーがいた場合、勝つのは非常に困難。
※ただし、この特徴は勝利至上主義では無い人に多いため、本人が納得していれば問題無いと考える。

コストに対する意識が甘い。

銀貨を買わない。
仮想コインを買わない。
村をたくさん買う。
変えるときに公領を勝ってしまう。

戦術を決めずに戦う。

強そうなカードをとりあえず集めてみる。
圧縮したけど、庭園も買う。
庭園を買い集めたけど、州土が無いと負けそうだから、途中からコインを買いに行く。
礼拝堂を買ったけど、銅貨全部落とすのは怖いから、少しずつ落とす。



これしかない?と少し考えたけど、ひとまずはこれだけ。
この3つに気をつけたら、勝てないことは無いと思う。

アンチパターンの修正

パターン1:強い戦術を嫌う

これは問題なしとする。

パターン2:コスト意識が甘いアクション好き

10ターン終了時点で、初期10枚+村、村、村、銀、銀、玉座の間、鍛冶屋、鍛冶屋、書庫、公領などがこのパターン。
一見いいカードが多い気がするが、目的が分からない。
村で繋いだり、玉座+鍛冶屋をしたところで、コインが銅7銀2+仮想コイン0では厳しい。(6/1追記)


そもそも、アクションの目的は大きく3つに分けられる。

「手札を増やす」「仮想コインを増やす」「他プレイヤーを攻撃する」


である。決して村を10枚出して楽しむことじゃない。(スタイルは否定しないけど、勝てない)
なお、「手札を増やす」というのは主に「手札にコインカードを増やす」という意味。(6/1追記)
そのため、例えば以下のような構成にするのが良い。


1.手札を増やす(コイン指向):
銀、銀、銀、銀、金、村、村、鍛冶屋、書庫、貯蔵庫
銀、銀、銀、銀、銀、金、金、鍛冶屋、書庫、公領。(現実的に、意図が通じやすいように修正。)



2.仮想コインを増やす(仮想コイン指向):
銀、村、村、村、祝祭、祝祭、木こり、鍛冶屋、改築、玉座の間


※攻撃はそれ自体がプレイスタイルにならないので省略。

パターン3:戦術が無い日和見

10ターン終了時点で、初期10枚+礼拝堂、銀、金貸し、金貸し、鉱山、改築、官僚、祝祭、祝祭、公領などがこのパターン。
まず、金貸しは1枚でいい。そして、祝祭でアクションは増えるが、ドローカードがないため、カードは減る一方だ。


などといろいろあるが、まずアクション指向な人はまず以下をチェックすべきだろう。


庭園があるか。→あったら厳しい戦いになる。
礼拝堂があるか。→あったら厳しい戦いになる。
村、祝祭のどちらかがあるか。→無いと厳しい戦いになる。
研究所、市場のどちらかがあるか。→無いならアクションはほぼ単発になる。
玉座の間、スパイがあるか。→とは言うものの、あっても厳しい。


要するに、村か祝祭が無いとアクションプレイは厳しい。
逆に、カード構成によっては庭園や礼拝堂に勝つことも可能。
基本セットなら、村、祝祭、玉座の間と、補佐として祝宴があれば庭園にも礼拝堂にも悪くない勝率になると思う。

終わりに

私は性格からか、一つにこだわるタイプでは無いので、毎回勝てそうなスタイルでプレイしてます。
それでも勝率は5割以下なので「勝ちに拘りたい」と言いながらそれなりに負けるタイプ。
毎回スタイル変えて何が楽しいの?と言う質問の答えは、

ドミニオンで一番楽しいのは、アクションカード10枚を見て戦術を決め、2ターン終了時点で全員が何をしたいのか読んで、その上で最終系を想定して突き進むこと。


と思っているから。となります。
スタイル固定だとその楽しみが無いので、なかなか。