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南極の図書館

ペンギンが寝ていた…。

BABYMETALはなぜSonisphereで通用したのか

音楽 BABYMETAL

 いろいろと言われているがとても単純な話で、『サポートバンドの音が良いから』それが理由の8割以上だろう。


フロントの3人(というか、それがBABYMETALなのだが。)だけでは海外のワンマンライブは成功しても、Sonisphereには出るのもおこがましい。

 

BABYMETALとの出会い

なぜこんな事を言うのかというと、実際にサポートバンドがいないBABYMETALを私は見ているからだ。

いつのことだったか検索すると、このときだ。

 

当日まで私はBABYMETALの存在は知らず、SiMに間に合えばいいから遅めに行こうと思ってたのだが、友人から「BABYMETAL見ようぜ!」と言われたので、開始から参戦することにした。

 

そこで見たBABYMETALは、正直なところ、ひどかった。

今となってはBABYMETALのファンクラブにも入っている私だが、どう贔屓目にみても、ひどかったとしか言えない。

もう一回見たいかと言われても、見ない。

 

とにかく音が薄いというか、悪いというか、小さいというか。まぁ演奏してないから当たり前なのだが。

率直な感想は、「こんな音で誰が見るんだよ。」だった。

しかし、客はすげー盛り上がってた。おいw。

 

結局私はほとんど見ずにビールを飲んでいた。

BABYMETALが終わるとTHE冠が出てきて、BABYMETALの客が帰っていった。驚くほど減って、およそ半数くらいになった。「BABYMETALだけ観る」という客がこんなにいるものかと驚いた。

 

ただ、個人的にはTHE冠の方がずっと良かった。やっぱり出音が違う。ライブに来たんだなぁと、ようやくそのときに感じた。

ちなみに、SiMは期待以上だった。行って良かった。

(当時のライブレポートを見ると「BABYMETAL最高だった」というものも結構あるので、あれはあれで良いという人も一定数いるのだろう。)

 

メタルフェスでのBABYMETAL

その後しばらくたって、「BABYMETALってLOUD PARKも出てたらしいよ」と聞いた。

いやいや、冗談だろ?

アイドル枠にしても冗談だろ?

とりあえず、どれだけ悲惨だったのか気になったので、動画を探したらYouTubeにあった。

 


BABYMETAL Live at LOUD PARK 2013 Ijime, Dame ...

 

おいw

 

なんだこの音は。なんだこの白塗りのサポートメンバーは。

この前見たBABYMETALとは、全く別のバンドじゃないか。

曲もダサい(褒め言葉メロスピど真ん中で聴きやすい。

それにしてもサポートメンバーのクオリティが高すぎる。メンバーを調べてまた驚いた。

現在のサポートメンバー
大村孝佳(C4) - ギター
Leda(元DELUHI) - ギター
藤岡幹大 - ギター
BOH(元BINECKS) - ベース
青山英樹(EVER+LAST) - ドラムス
前田遊野(元Blue Man Group) - ドラムス
宇佐美秀文 - マニピュレーター

Wikipediaより。

よく集めたと驚くレベル。

ここで大事なのは上手いか下手かよりも音の方向性。(だって、せっかく選んでるわけだから、上手いかと言われたらとても上手いに決まっている。)

メンバーを見るとそのあたりも問題なく、むしろメタル向きの構成と言って良い。

実際、HR/HM好きにも納得の音が出ている。プロデューサーはホントに良くわかっている。


まとめ

このエントリでは「フェスやイベントで足を止めさせるためには、一流のバンドの音が必須だ」と言いたいだけで、それ以上でもそれ以下でもない。

フェスやイベントで知らないバンドを見たときは最初の音で聴くか聴かないかを決めることが多いからだ。

Sonisphereで成功したのは、最初の音出しの時点で、また演奏中に、そのクオリティが高いことを認めさせたからだろう。そうでなければ客はすぐに去っていったはずだ。

 

そう。私が最初にBABYMETALを見たときのように「評価に値しない」という評価だけを残して。

 

SU-METALはメタル

最後に少しBABYMETAL本体の話をしよう。

ファンになってしまえばすぐに気づくのだが、BABYMETAL3人の能力はとても高い。

良く言われるのは、左右のYUIMETAL、MOAMETALについて。

「最初に見たときはマイナス要素だと思ったが、見てるうちに完全に逆転した。」という人が多い。

ええ、二人とも立派ですよ。本当に。

 

そして、私が一押しなのはメインボーカルのSU-METAL。

歌もそれなりに上手いのだが、そういうレベルの話ではない。雰囲気がすごいのだ。


BABYMETALは、ライブ中はキツネ様(キツネの神様)が降臨しているという設定なのだが、SU-METALに関してはホントにそうなのではないかと思わせるほど人が変わる。

上の動画の前奏を見て欲しい。

およそアイドルらしからぬ厳しい眼、表情、そしてカリスマ。

Sonisphereでは6万人を前にして固まるメンバーもいる中(MOAMETALが最初のポーズを取ったあとに、文字通りしばらく固まっていた)、SU-METALは客を見渡し不敵に笑い、ギミチョコでは何食わぬ顔でメタラーにチョコレートチョコレートと歌わせている。

これでまだ16歳である。

 

BABYMETALはメタルか?という論争がよくあるが、BABYMETALはメタルである。
これは、曲調がどうのという話ではない。ライブ中のSU-METALを見ると、メタルじゃないという方が難しいからだ。

 

 

さて、明日O-EASTにBABYMETALを見に行くので勢いで書いてみた。

Sonisphere後のBABYMETALがどうなっているか、楽しみだ。

 

(22:10追記)

特に序盤は偉そうなことを書いているが、結局、私の心情は英ガーディアン紙のコメントと全く同じである。(これは名文だと思う。)

「正直に言って、(BABYMETALの魅力に)私は屈した。次はあなたたちの番だ」

http://www.news-digest.co.uk/news/news/uk-news/11840-2014-03-13.html