南極の図書館

ペンギンが寝ていた…。

twitterをIRCとの違いから考える

最近twitterを見ていて思うのが「IRCに似てるなぁ」ということ。
本質として違うのだろうが、触った感触が、こう、良く似てる。
IRCはもう10年以上やっているのだが、twitterをやるまえは、確かにそちらでつぶやいていた。

「今日アキバいったら〜〜〜が売ってた。人がすごかった。」
だとか、
「帰省したんだけど、やっぱり田舎は涼しいね」
とか。
返事は貰えたり、もらえなかったり。まさに呟きだった。

IRCとは

サーバを介してクライアントとクライアントが会話をする枠組みで、サーバ内にはいろいろなチャンネル(以後chと記載)があり、そのテーマに沿った人が集まる。
ISDNの時代でも比較的スムーズに会話が行えたので、当時から重宝している。

IRCで困ること

・そのchで仲の悪い(又は嫌いな)人間がいるとき
・今から言いたい話題は、chの中の数人ではものすごい盛り上がるのだが、全員の前でいうものでもないな、というとき


テーマが決まっているchは比較的楽なのだが、それでも雑談は行うので上記のような事態は起こりえる。
そういうとき、(私の過去を振り返ると)新しいchを作ることになる。
例えば、もともと「雑談する部屋」というchで10人で話していたのなら、そのうち5人が新たに「雑談部屋オタク分室」などを(ナイショで)作成する。
そうすることで、上記のような問題の解決を図るのだ。そして気がつくと、分室が増えていく。

twitterだとどうなるか

上記の問題はtwitterは解決できている。又は諦められるような仕組みになっている。
見たくない人間はフォローを外せばよい。
twitterにはchはないけど、語りたいテーマは#を使えば話せる。
話してる中で嫌な発言をする人がいたらブロックすればよい。


そこにあるのは「部屋ありき」で「自分が部屋を移動する感覚」のIRCではなく、
「自分は好きなことを言うし、好きなジャンルを見る」もの。
自分の見たいジャンルについて#で見に行けば、見知らぬ人の会話も見ることができる。
これにより生産性も高くなるし、それに「IRCでchに入る」敷居よりも、「フォローする」敷居は大分低いものである。(慣例として)

twitterの問題

とはいえ、twitterはちょっと筒抜け感が大きいので、結局はIRCと併用するのが一番良いのだろう。
IRCを知った時も革命だったが、twitterを知った今も革命的だなと感じる。


まとめ

革命と言えば、どことなく伽藍とバザールに近いのかもしれない。
なお、mixiは私の中ではIRCをリアルタイムではなくして、いくつか機能が増えたもの、と捉えている。