南極の図書館

ペンギンが寝ていた…。

大規模プロジェクトが失敗する特徴

1年と少し一緒に仕事をさせていただいた先輩と、半年ぶりにサシ飲み。
3年以上もいわゆる失敗プロジェクトに参加しつづけている方から、久しぶりにいろいろと聞きました。

失敗するプロジェクトの特徴

・プロパー以外の社員(派遣)の割合が多い。
・さらに派遣の構成もさまざま(例えば10人チームのうち8人が派遣でそれぞれ別の会社)
・単価(給料)が比較的高い。
・単価(給料)の上下幅が少ない。
・出社時間、休憩時間にうるさい。


まず、「自分以外の責任でプロジェクトが遅れることは、給料をもらえる期間が増える」という、悪しき前提がある。
「いろいろな会社のメンバーが集まる」というのは、罪をなすりつける相手が多いということになる。


「Aさんが遅れたのでチームとして遅れた」と言えばAさんはサヨウナラで、プロジェクトは遅れる。プロジェクトが遅れると、よほどのことがない限り給料をもらえる期間が増える。その給料は比較的高く、派遣であれば実力に関係なく一律であったりする。
そんな足の引っ張り合いでは、不器用な人間から脱落していく。実力者も抜けていく。
抜けた穴は新人が埋め、残った人間はクビにならないように徒党を組む。
2000人月以上のプロジェクトになると、勢いのあるうちに決めないとずるずる赤字になるものだ。
そんなことを感じた祝日前の飲み。